1.薬物動態試験支援
支援依頼者から附属創薬センター薬物動態・安全性試験ユニットに送付された開発候補化合物を実験動物に投与した後、経時的採血と臓器摘出・細胞調製を行う。高速液体クロマトグラフィー-タンデム四重極質量分析装置を用いて薬物動態パラメーターの算出、標的臓器・細胞への移行を評価する。薬物動態パラメーターとしてはVolume of distribution (Vd)、Area Under the Curve (AUC)、Clearance(CL)、Half-Life(t1/2)、血中最大濃度(Cmax)と血中最大濃度時の時間(Tmax)等を算出し、その結果を支援依頼研究者にフィードバックする。
使用実験動物はマウスやラット、投与回数は単回あるいは連続(2週間まで)投与、投与方法は経口、皮下、静脈内などの対応を行う。 2.創薬支援利用施設、設備
大阪大学薬学研究科附属動物実験施設、イオンモビリティー搭載四重極飛行時間型質量分析装置(Vion)、超高速液体クロマトグラフィー-タンデム四重極質量分析装置(Xevo TQ-XS)など。