生命科学の研究成果を疾病の治療薬や診断薬、農薬等の創製に繋げることは喫緊の課題である。私たちは創薬等のアイデアを持つ研究者に対し、標的分子を制御するツール化合物探索はもとより、創薬目的の場合においては、体内動態や毒性を考慮して、in vitro、in vivo 実験にて目的薬効を示すリード化合物の創出まで他の支援組織とも連携して支援している。最終的には製品化検討を希望する企業への橋渡しを行い、実用化を目指す。 その探索研究を効率的に実施するため、低分子化合物の大規模ライブラリーも運営し、希望者にサンプル提供を行っている。また、化合物ライブラリー構成の見直しやサンプル提供方法の改善を継続している。