ヒット化合物に対応する標的分子同定用プローブ、ならびにイメージングプローブの合成支援
スクリーニングヒット化合物のふるまいを明らかにするための各種分子プローブの開発を支援する。標的分子が未知の場合、独自に開発したジアジドプローブを用いる光親和性標識法などの標的分子同定技術に利用可能な分子を設計、または合成し、標的同定を支援する。またヒット化合物の細胞内局在や体内動態を解析したい場合には、蛍光部位やPET核種を結合したイメージングプローブの設計・合成を行う。また、これらに先んじて、ヒット化合物への機能性官能基の導入可能部位の探索のための構造活性相関の検討を必要に応じて実施する。
我々はこれまで、元素の特性を活かした有機合成技術の高度化により、生命科学研究に資する方法論の開発を進めてきた。この過程で開発された独自の標的タンパク質同定技術やPETプローブ化技術などを用いて、生物学・医学系研究者らと共同で多数の創薬・生命科学研究課題に取り組んできた。