アッセイ系構築相談、ヒット化合物の構造展開への橋渡し、スクリーニング機器利用相談、スクリーニング講習会開催
600以上の研究テーマに対し、のべ2400万を超えるサンプルを提供してきました。公表可能な成果は弊機構のウェブサイトに掲載しています。 http://www.ddi.u-tokyo.ac.jp/results/ http://www.ddi.u-tokyo.ac.jp/publications/
生命科学の研究成果を疾病の治療薬や診断薬、農薬等の創製に繋げることは喫緊の課題です。私たちは創薬等のアイデアを持つ研究者に対し、標的分子を制御するツール化合物探索はもとより、創薬目的の場合においては、体内動態や毒性を考慮して、in vitro、in vivo 実験にて目的薬効を示すリード化合物の創出まで他の支援組織とも連携して支援します。最終的には製品化検討を希望する企業への橋渡しを行い、実用化を目指します。 その探索研究を効率的に実施するため、申請時には打合せを行い、必要に応じて、個々の研究テーマに合わせたスクリーニング系の構築や方法論の開発を行います。私たちはアカデミアのスクリーニングのボトルネックであるアッセイ費用の問題を改善すべく、次図に示すような糖転移酵素 (Kumagai et al. Anal. Biochem. 447, 146-155 (2014)) やキナーゼ (Imamura et al. SLAS Discovery 24, 284-294 (2019)) 等の安価で簡便な蛍光アッセイ方法を開発した。本方法は企業における大規模スクリーニングにも利用いただけるよう、市販キット製品化も行っている。