細胞障害性を指標としたアッセイ系・スクリーニング系の構築
新規PD-1免疫チェックポイント阻害剤併用療法の開発にあたって、新規キレート剤前駆体を用いた非RI細胞障害性アッセイシステムを確立した。 このアッセイシステムを用いた新規スクリーニング系の構築ならびにスクリーニングの実施を支援。 本システムでは、マルチプレートリーダー(PHERAstar)を用いて、時間分解蛍光を測定。
支援者らは、これまでに、PD-1免疫チェックポイント阻害作用のある抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体などを樹立し、in vitro及びin vivoの系において、これらの抗体が抗腫瘍効果を示すことを明らかにしてきた。その際、in vitroにおける細胞障害アッセイは、放射線を用いたクロミウムリリース法を用いてきた。しかし、ハイスループット実験を行う際には、γ線などの放射線を用いることは困難である。そこで、新規キレート剤前駆体を有機合成し、非RI細胞障害性アッセイシステムを構築した。
実際の実験手順は以下のとおりである。