大学等アカデミアのみなさまの研究を支援し推進することが、BINDSの目的です。 支援申請の流れについては、こちらの「スタートアップキット」をご覧ください。
BINDSは国費で運営する事業であり、支援による成果は公開を原則としています。
※ただし、研究成果の占有(秘密保持)を希望する場合は、「企業等からの利用」と同様の形式で支援を実施いたします。
こちらの説明をご覧ください。
BINDSの研究支援への申請は、「コンサルティング申請」から始まります。ワンストップコンサルティング・支援窓口(ワンストップ窓口)から支援のコンサルティングを申請します。申請方法の詳細はこちらをご覧ください。支援を実施する研究者と十分に話し合いをし、支援が可能であることを確かめた後に、支援申請を行っていただきます。
ウェブからのコンサルティング申請が完了すると、支援実施開始まで、上記流れ図にある手続きが進みます。各段階の概要は以下の通りです。
支援オフィスによるチェック:コンサルティング申請書に誤記がないかを確認します。ここでは課題内容は確認しません。申請書の書き方が「コンサルティング申請書の書き方」に沿っているかを確認します。
支援実施者によるコンサルティング・技術審査:コンサルティング申請書に記述されている指名担当者が申請内容を確認し、申請者にコンタクトをとり、支援実施の可能性などをご相談します。この相談によって、技術的に支援が可能かどうかの判断の後、支援申請をするかしないかを決定します。1週間程度経過しても指名担当者からの連絡がない場合は、支援オフィスまでご連絡ください。
支援申請:申請者が支援実施者とともに支援申請書を作成し、当該プロジェクトの責任者に提出します。
PS/POによる審査:ユニットの責任者である担当PO(プログラム・オフィサー)、全ユニットを統括する総括PO、およびプロジェクトの責任者であるPS(プログラム・スーパーバイザー)が、支援申請書を確認します。
支援実施:プロジェクト責任者の確認が完了した段階で、支援開始となります。申請者と支援実施者とが協力して、研究課題の完了を目指します。
申請書の内容や後述の90日報告の内容などを確認する必要がある場合、コンサルティング・支援を申請した方のみが、ここから一時的に申請書等の内容を表示するURLを取得することができます。メールで届いたURLは、約3時間経過すると失効します。届いたURLからアクセスすると、申請内容のリストが表示されます。各項目の左端にある数字(申請番号)ボタンを押すと、申請内容の詳細が表示されます。
支援研究が開始した日より90日ごとに、支援実施者と被支援者宛てそれぞれに、「支援課題の進捗報告のお願い」と題するメールが、コンサルティングシステムを管理するコンピュータから自動的に配信されます。支援実施者と非支援者は連絡を取り合い協議の上、その内容に沿って進捗状況の報告をそれぞれからお願いします。依頼メールに記されたURLをクリックすると「支援進捗状況(90日報告)」と題する下記の記入フォーマットが現れますので、それを利用して報告してください。報告をいただけないと1週間ごとに同様の依頼メールが配信されます。この進捗報告の主旨は、課題への取組み状況や研究内容を評価するというよりは、支援実施者と被支援者の間で支援研究が途断なく順調に進展しているかどうかを点検・確認することにあります。なお、次項の支援終了の報告を行った場合は、進捗報告は不要です。
いわゆるこの「90日報告」については、2018年10月1日をもってすべての支援課題に対して提出を依頼しておりますのでご協力をお願いします。それ以前に支援が行われている支援課題も報告書提出の対象となりますが、過去にさかのぼって進捗の状況を報告する必要はありません。
支援が終了した場合は速やかに終了手続きを行ってください。手続きは支援実施者のイニシア ティブによって開始されます。被支援者の方から終了としたいときには先ずは支援実施者にご相談願います。支援実施者が「コンサルティング・支援状況」から進捗管理画面にアクセスして「支援終了報告の依頼メール」のボタンを押すと、支援オフィスから支援終了報告の記入のためのURLを記したメールが支援実施者、被支援者の双方に届きます。URLをクリックすると「支援研究終了報告書」と題された下記の記入フォーマットが現れますので、それを利用して報告してください。なお、両者のいずれか一方からの報告だけでは、支援は終了とはなりませんので、両者の間で解析結果の具合や研究成果(論文)の公表、知財の処理等について事前に十分に協議・合意した上で、終了の手続きを進めてください。また両者それぞれの研究室やセクション等において、代表責任者と実質的な担当者がいる場合は内部の相互の連携を密にするようご留意願います。支援が長期日にわたり、終了報告が寄せられていない支援課題については、支援オフィスにおいて定期的にチェックし、照会することがあります。
支援を受けた研究が終了に近づくと、その成果に対して、新たに追加の支援研究を実施することで研究がさらに進展する場合があります。例えば、タンパク質の立体構造解析後の低分子-タンパク質複合体の構造解析や、ライブラリーのスクリーニングで獲得したヒット化合物の構造展開などです。研究の進捗によって新たな支援が必要となった場合には、新規に支援申請をすることなく、「追加申請」手続きによって、そのまま支援を継続することができます。
追加支援をご希望の場合は、支援責任者とご相談ください。「追加支援」申請手続は支援責任者が行います。当該の支援責任者は支援内容を記入し、必要に応じて、支援担当者や支援責任者を変更したうえで、申請します。すでに審査を通過している支援研究への追加になりますので、簡便な審査によって、追加支援研究を開始することができます。
本事業は国の資金をもって実施されていることから成果は公開されることとなっています。企業による研究など成果占有(秘密保持)を希望する場合は、コンサルティングの段階で支援承認を経ずして、支援担当候補者の手で終了扱いとすることができます。支援担当候補者と申請者との間で、研究成果の公表や知的財産権の設定、研究費用等についてよく協議し、それぞれの所属する機関の規則に従って、契約を締結して共同研究や受託研究に発展させることが可能です。
コンサルティング申請時に記載された氏名、所属、連絡先等の変更は、円滑な支援実施において最も重要かつ不可欠な情報です。転勤や人事異動等で従前の記載内容に何らかの異同が生じた場合は、申請(代表)者は支援実施(代表)者に直ちにその旨を連絡するとともに、下記のボタンで「支援申請書修正願」(様式)を呼び出して必要事項を記入の上、支援オフィスに速やかに届け出てください。研究者間の変更の連絡は必ず申請時に登録されている代表者同士で行ってください。研究室に所属する現場の支援実施者と申請者との間だけの了解で済ませると、支援が中断となったりあるいは完了させることができなくなる場合があります。なお、この様式は申請者専用の様式で、支援実施者側の基本情報の変更には利用できません。