低温にした試料を解析する透過型電子顕微鏡。近年の技術革新により、タンパク質複合体を高分解能で解析できるようになってきています。
生物のゲノム塩基配列を高速で決定することができる装置。狭義にはゲノム塩基配列の決定装置だが、広義ではその周辺の様々な技術の総称となっています。
本事業は、創薬プロセス又は基礎生命科学研究等のライフサイエンス研究に活用可能な基盤技術の整備や積極的な外部開放(共用)等を実施する機関に対して、研究基盤の整備及び施設利用に供するために必要な経費並びに研究者等の育成に必要な経費を補助するものです。本事業において、創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)を構築します。
東京大学創薬機構化合物ライブラリーの解説はこちらをご覧ください。
http://www.ddi.u-tokyo.ac.jp/chemical_library/
PO は、本事業内の担当ユニット・領域の進捗状況を把握し、事業の円滑な推進のため、必要な指導・助言等を行います。また、研究機関及び研究者は、PO に協力する義務を負います。PO による担当ユニット・領域への指導、助言等を踏まえ、各課題に対し必要に応じ計画の見直し、変更、中止、実施体制の変更等を求めることがあります。
PSは本事業全体の進捗状況を把握し、事業の円滑な推進のため、必要な指導・助言等を行います。また、研究機関及び研究者は、PSに協力する義務を負います。PSによる指導、助言等を踏まえ、各課題に対し必要に応じ計画の見直し、変更、中止、実施体制の変更等を求めることがあります。
本事業には、「プラットフォーム機能最適化ユニット」「構造解析ユニット」「ケミカルシーズ・リード探索ユニット」「バイオロジカルシーズ探索ユニット」「インシリコユニット」の5つのユニットが設置されています。
「プラットフォーム機能最適化ユニット」では、我が国の創薬プロセス等に活用可能な情報システムを整備し、外部への開放(共用)や情報解析を通じて創薬等ライフサイエンス研究の進捗に貢献します。また、生命情報データベースやツールの継承・管理・運用及び開発を行い、これを活用して運営会議(PS・PO及び外部有識者で構成)及びAMEDへの本事業のマネジメントに必要な情報の提供や創薬シーズの実用化に関する種々の提案などを通じて、運営会議及びAMEDのサポートをします。さらに、運営会議及びAMEDと連携し、本事業に関する事務局機能、本事業に関する広報及び各ユニットが保有する創薬シーズに関する調査を担います。
「構造解析ユニット」では、タンパク質構造解析による創薬標的分子の機能解析に資する高度な構造生命科学研究の支援等を実施します。本ユニットは、構造及び機能の解析やアッセイ系構築等タンパク質を用いる研究のための試料の調製、タンパク質の立体構造解析に関する技術及びそれらに必要な施設・設備等を一貫して提供し、外部研究者の研究を「支援」します。また、将来の共用に向けて、それらの技術や施設・設備の「高度化」研究を実施します。本ユニットは「構造解析領域」及び「タンパク質生産領域」の2 つの領域から構成されます。
「ケミカルシーズ・リード探索ユニット」では、化合物ライブラリーやスクリーニング設備等を活用して、創薬等ライフサイエンス研究に資するケミカルシーズ探索の「支援」と「高度化」を実施します。また、薬理活性を有する化合物(ヒット化合物)の周辺誘導体を合成してリード化合物等を創出すること、またその際に必要となる薬物動態や物性データを取得することに係る「支援」と「高度化」を実施します。本ユニットは「ライブラリー・スクリーニング領域」及び「構造展開領域」の2 つの領域から構成されます。
「バイオロジカルシーズ探索ユニット」では、臨床検体を含む生体試料の大規模かつ多面的なオミックス解析や細胞情報の測定・解析、安全性評価などの手法を用いて、生命現象の統合的理解や臨床有用性の高い創薬標的の同定と検証の「支援」とそのための技術の「高度化」をします。
「インシリコユニット」では、計算科学を活用した実験データの解析、シミュレーション・予測などにより創薬等ライフサイエンス研究を理論的側面から「支援」します。また、支援に必要な技術の「高度化」を実施します。
ユニットによっては、内部に「領域」があります。「構造解析ユニット」には「構造解析領域」と「タンパク質生産領域」が、「ケミカルシーズ・リード探索ユニット」には「ライブラリー・スクリーニング領域」と「構造展開領域」が設置されています。
Photon Factoryの解説はこちらをご覧ください。
https://www2.kek.jp/imss/pf/
SPring-8の解説はこちらをご覧ください。
http://www.spring8.or.jp/ja/about_us/whats_sp8/