本事業では、プログラムスーパーバイザー(PS)、プログラムオフィサー(PO)がAMED事務局とともにヘッドクォーター機能を担い、課題間、ユニット内外での研究連携を図るなど、研究資金の効率的な活用と優れた成果の創出を目指しています。
今後、「支援」と「高度化」という本事業の特徴を生かして、事業価値の最大化を目指し、以下の重点項目を定めることとしました。当該重点項目を念頭におきつつ、各研究開発の更なる推進に取り組むようお願いします。
BINDS PS 中村春木
- 支援の質・量・スピードの向上
- 創薬を意識した明確な目標の設定
- 各ユニット間連携の確立と推進
各創薬ステージにおけるユニット間連携により、創薬サイクルの確立・推進
例)構造解析 → インシリコ → リード創出(インシリコ、構造解析、構造展開、ライブラリースクリーニング)
- 事業間連携の推進
創薬ブースターの支援テーマ候補の創出、創薬ブースターにおけるBINDS基盤技術の利活用、革新的医療技術創出拠点との連携。
- Cryo-EMネットワークの利活用研究の推進
例) ネットワークを活用した創薬ターゲットになり得る受容体、イオンチャネル、トランスポーター等の計画的構造解析
- 革新的な創薬技術の高度化とその成果を踏まえた支援
例) 薬理評価・スクリーニング系高度化、SBDD・FBDDを活用したリード創出、ボルタ位相板を用いたCryo-EM技術
- 創薬特有の知財戦略の浸透
戦略的特許出願に資する支援、意見交換
- 産学連携の強化
産学連携共同プロジェクトによる創薬技術の高度化