本年3月に金沢で開催される日本薬学会年会において、同実行員会(委員長:向金沢大学副学長)の積極的なご協力の下に
特別企画の枠が設けられ、BINDSワークショップが開催される運びになりました。
AMEDでは平成29年度から外部研究者支援を柱とした新事業BINDSを立ち上げ、より多くの研究者に事業の存在を知っていただき、利用していただくため、公開シンポジウムや大規模学会での専用のブースで事業説明を行っておりますが、
今回、初めての試みとして学会の行事に組み込んでBINDSのワークショップを開催することになりました。来年度以降も
複数の諸学会においてもこのような取組みを企画していきたいと考えております。
1.日時 平成30年3月26日(月)13:00 ~ 16:00
2.場所 ホテル日航金沢4F「鶴の間C」(JR金沢駅 兼六園口前)
3.主催 AMED
4.オーガナイザー 井上 隆弘、中川 敦史、田之倉 優
5.内容
事業実行責任者(PS、総括PO)の事業概要説明に引き続き、昨年末に生命科学ブレイクスルー賞で話題となった森和俊 京大教授による基調講演、最近注目を浴びている、事業課題担当者による「クライオ電子顕微鏡」のセッションと「膜タンパク質」の話題に関する講演、さらには「天然化合物ライブラリー」のトピックスに関する講演、と鮮明かつバラエティ豊かにBINDS事業を紹介します。講演要旨詳細は、下記のとおりとなっています。
13:00-13:05 オーガナイザー挨拶
● 井上隆弘 AMED創薬戦略部医薬品研究課課長
第1部 BINDS事業紹介
13:05-13:30 BINDS概要説明「BINDS~知って、使って、進むあなたの研究」
● 中村春木プログラムスーパーバイザー 大阪大学蛋白質研究所所長
● 近藤裕郷プログラムオフィサー 医薬基盤・健康・栄養研究所 医薬基盤研究所所長
第2部 講演プログラム
座長 ● 中川敦史 大阪大学蛋白質研究所教授
● 田之倉優 東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授
13:30-14:00 基調講演 「小胞体ストレス応答の解析から創薬へ」
● 森和俊 京都大学大学院理学研究科教授
14:00-15:00 構造解析ユニット クライオ電顕セッション
「クライオ電子顕微鏡ネットワーク」
● 千田俊哉 高エネルギー加速器研究機構教授
「クライオ電子顕微鏡での2.3Å分解能解析~水分子の可視化~」
● 岩崎憲治 大阪大学蛋白質研究所准教授
「クライオ電子顕微鏡単粒子解析を利用した膜タンパク質複合体の構造研究」
● 大嶋篤典 名古屋大学大学院創薬科学研究科教授
15:00-15:30 構造解析ユニット タンパク質生産領域
「タンパク質生産と構造認識抗体を活用した膜タンパク質構造研究」
● 岩田想 京都大学大学院医学系研究科教授
15:30-16:00 特別講演
「大村創薬グループにおける微生物創薬」
● 砂塚敏明 北里大学北里生命科学研究所教授
6.参考 日本薬学会大138年会(金沢) http://nenkai.pharm.or.jp/138/web